日本木管コンクールの開催
日本木管コンクールは、1990年の第１回（フルート部門）開催以来、毎年フルート部門とクラリネット部門を交互に開催してまいりました。
参加者は既に千人を超え、日本の才能あるクラリネット・フルート若手奏者の発見、育成に大きく貢献しております。入賞者は日本国内は勿論のこと、世界でも第一線で活躍しており、地域文化のみならず、日本の音楽文化の発展に寄与してまいりました。
多くの器楽コンクールが資金難で消えゆく中、日本木管コンクールは加東市と地域住民の情熱に支えられ、2014年には25回開催の節目を迎えました。
新しい風かとうは、この伝統あるコンクールの開催を加東文化振興財団より引き継ぎ、今後も発展させてまいります。
東条文化会館（コスミックホール）の運営
公の施設である文化会館を、使用者である市民NPOの手により運営していこう、という加東市の協働の理念にもとづき、皆様に愛されるホールとして、市民ならではの視点からの事業運営を目指します。
平成２８年度には、これまでにも開催されてきたホワイエでの鑑賞会を「コスミック・サロン」シリーズと名付け、CD鑑賞会や地元音楽家によるミニコンサートなど、より市民の皆様に親しみやすい文化交流イベントを企画しています。
また、４月のNPO発足イベントでは、加東市内の４つの中学校の吹奏楽部と市民バンドの交流演奏会が行われ、若い学生の皆様にホールの素晴らしい響きを体感していただき、「また来年も来たい！」との声をたくさんいただきました。自分の生み出す音が、音響を整えられたホールではどのように響いて聞こえるのか、一度体験すれば音楽の感動はさらに深まります。
素晴らしいコスミックホールの音響をより多くの方々に体験してもらうため、新しい風かとうはさまざまなイベントを企画してまいります。