新しい風 かとうは、兵庫県加東市の公共施設である東条文化会館(コスミックホール)の存続活動をきっかけに、地元加東市の協働の理念に基づく地方創生を志して結成されたNPO団体です。おもな活動は東条文化会館の管理運営ですが、それのみにとどまらず、地元の皆様とともに地域社会の発展・交流に結びつくイベントなども積極的に行ってまいります。
いま私たちの心に舞い始めた風
ほとばしる文化豊かな故郷づくりへの想いを
そのシンボル東条文化会館「コスミックホール」に
地方創生の “新しい風” 協働の息吹を “かとう” から
加東市は兵庫県の中心部に位置し、その南東部に広がる東条地区では、釣針や鯉のぼり、ひな人形などの地場産業、農産物では清酒用の山田錦などの有名ブランドが育ち、東条湖などの観光地やゴルフ場も数多くあります。
また近年は、大阪や神戸から車で1時間足らずというアクセスの良さから、中国自動車道「ひょうご東条インター」横の南山の工業団地に新しい街が造成されつつあり、都市部との交流も盛んな発展性に富んだ地域として注目を集めています。
この地域の芸術活動の拠点となってきたのが東条文化会館(コスミックホール)です。ここで25年以上にわたって開催されてきた日本木管コンクールは、国内外の若手音楽家の登竜門としての地位を確立しており、その音響の良さと相まって、ホール自体が加東市のシンボルの一つとなっています。
いま、住民参加型の「地方創生」が求められ、行政と市民の「協働」による文化豊かな地域づくりへの気運が高まるなか、東条文化会館の新たな管理運営手法として、市民の力を活用する「指定管理者制度」が採用され、市民の目線に立った柔軟な発想によるサービスの向上と効率的な運営が求められることになりました。
その受け皿として、多くの市民の手による社会貢献活動の発展を促し、その活動情報を積極的に公開することによって社会的な信頼を得ていこうとの考えから、新たにNPO法人を設立して東条文化会館の管理運営を担うという結論にいたりました。
法人名は「新しい風 かとう」、市民の学習と芸術文化活動への支援や多彩な芸術文化に触れる機会の拡充はもちろん、積極的に加東市の魅力を発信しながら、近隣住民や国の内外からの来訪者との交流の場として活用するなど、加東市の『新しい風』となって幅広い市民活動の展開にも努めてまいります。
私たちNPO法人「新しい風 かとう」は、以下の指針のもとに活動を行います。
1.生涯学習および芸術文化活動への支援
2.多様な芸術文化に触れる機会の拡充
3.多様豊富な音楽関係者とのネットワークを活かしたホールの活用
4. コンサート、バレエ、演劇、落語、講演など、ジャンルに縛られない芸術体験の提供
5.近隣住民や都市住民との多彩な市民交流イベントの開催
6.国際化時代にふさわしい文化交流や地域アピールの探求
7.市民活動諸団体との交流や活性化に向けた活動のありかたについての研究
8.市民活動のネットワーク拠点としての可能性の探求